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公園と歓楽の街、東京上野

春には東京で一番うつくしい桜が咲き、夏には園内の不忍池の水面に蓮の花が浮かんで清明な美しさを見せる、上野公園。この公園を中心にいろいろな顔を持つ街が広がっているのが、東京・上野のエリアです。

上野公園は、そもそも江戸時代、徳川将軍家の菩提寺である寛永寺が建てられていた場所でした。ゆるやかな傾斜をのぼる台地を形づくっていたので、その頃は「上野のお山」とも呼ばれていました。「お山」のふもとには、現在でも地名が残る御徒町があって、幕臣の御家人の家が並んでいました。「御徒」は、今の言葉に直すと「徒歩」のこと。御家人は旗本とは違い、幕臣としては級が低く、有事の際には歩兵として働くことになっていたのです。が、もちろんご存知のように、江戸時代は世界史的に見ても珍しい200年以上の平和な時代が続いたので、結局、「有事」は幕末の頃まで起きませんでした。

明治維新のとき、新政府に抵抗する旗本や御家人たちが「彰義隊」を結成して、御徒町から上野のお山へのぼり、寛永寺を本陣として立てこもりました。このとき起きた「上野戦争」は、京都から北海道までのさまざまな地域で戦われた戊辰戦争の中でも、唯一、東京(江戸)を戦場としたものでしたが、勝敗は1日で決したと言われています。結果、寛永寺は焼失。焼け跡につくられたのが上野公園です。

上野公園は、広い不忍池と、桜の名所のランキングを作成するとき必ず上位に来るほどの見事な桜並木をそなえていることからも分かるように、規模としては大きなもの。園内には国立博物館や国立西洋美術館、そして有名な上野動物園など、さまざまな文化的な色合いを持つ施設が建てられています。特に、国立西洋美術館は日本で唯一、20世紀を代表する建築家と言われるル・コルビュジエの設計で建てられた建物です。その意味でも、貴重なスポットであると言えるでしょう。

ところで、このように上野公園だけをピックアップして紹介するだけでは、上野についてすべてを語ったことにはなりません。上野はお山を降りて、ビルが建ち並ぶ通りや高架下のエリアに出ると、昼も夜も賑わう繁華街となっているのが分かります。和風居酒屋や、タイ料理、中華料理を食べさせるお店など、多彩なお店がそろっています。上野駅から御徒町駅までのエリアは、男性が楽しめる歓楽地としての顔も持っています。上野公園寄りの仲町通り一帯のエリアは、キャバクラやセクキャバ、各種の風俗店などが、スナックやバーとともに並んでいます。

歴史と文化を学び、美酒と美女に酔える街。それが、東京の上野です。